【観劇】ザ・スーツ

ピーター・ブルック演出「ザ・スーツ」をPARCO劇場で観た。

簡素な舞台セット。英語だけどわかりやすい台詞。

夫婦間/男女間の問題、人種差別問題など、何を前景として受け取るかは、観る人によって違うだろう。

演出家がアフタートークで「色々な国の色々な音楽が使われていたのには何か意図があるか」との質問に対して「特にない」と即答を返したのが面白かった。彼女はまた、あらかじめ答えを決めてそこに向かって舞台を作るのではない、ワークインプログレスなのだ、とも言っていた。

舞台そのものとは関係ないが、夫役の俳優が"He is ..."などとナレーターとしてもストーリーを説明しながら"He"を演じている、というのが、最近翻訳の勉強で意識している「語り手の文の中に登場人物の心情がにじみ出てくる」というのを視覚化しているみたいだなーと思いながら観ていたのであった。

舞台を見終わり、短編小説を読んだ後みたいな感覚だな、と思っていたら、実際に南アフリカのCan Thembaという黒人作家の短編小説が原作だと後から知った。
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by oliva16 | 2013-11-12 21:14 | ぶたい