一年を振り返る(早めだけど……)

仕事の話がきたときに「私はまだまだ……」とか「やったことないからできません」と言うのが謙虚さや真面目さ、正直さとして受け取ってもらえるのは、何歳位までだろう?少なくとも自分は、とっくにその年齢を通り越している。ここ数年思うことだが「まだまだ」と言うのは自分への言い訳に過ぎない(これは私の場合、の話で、常にそうやって自分を追い込んで向上するタイプの人もいるのだろうが)。

「来た仕事はスケジュール的に無理でない限り請ける」という基本方針を自分の中で決め、腹を括って色々な「はじめてのおしごと」を引き受けて右往左往した今年一年。
ビジネス書の翻訳チェック、テレビ番組のための海外情報リサーチ、クラシック音楽公演の制作補助や告知記事の編集や舞台裏方に諸々の事務作業、そしてオペラの字幕翻訳、大学生向け履修科目案内パンフレットの文章を書く手伝い……。

当たり前だが、いったん引き受けた以上、どんな仕事でもやるしかない。「通訳さん」と呼ばれれば「いえ、そんなんじゃなくて…」とかモジモジできない。「通訳じゃないんです、語学は勉強はしてますけど……ごにょごにょ……翻訳を勉強しながらバイトでつないでます…ウジウジ」なんて、細かいこちらの事情なんか誰も聞きたくないだろう。現場に入れば「はい、通訳ですけど何か?」という表情を顔に貼り付け、内心では泣きベソかきながらとりあえずベストを尽くすのみ。あるいは「制作さん」の時は駆け回って古新聞集めたり、スタッフの宿泊手配にてんてこ舞いしたり。

本当に今年一年、色々な経験をさせていただいた。驚くべきことに(?)今年出会ったどの現場のどの人たちも有能で責任感に溢れ、素晴らしく素敵だった。仕事にせよプライベートにせよ、私にとっては人間関係が心地よいということが一番大事。その意味では実に恵まれた一年間だった(ま、小さい例外は常にあるにせよ)。

慣れない仕事で行き詰まりを感じたり、孤独を感じたりした時に常に励ましてくださった友人たち、そしてその存在や活躍ぶりを陰で拝見することで「これくらいのことで大変ぶっていては恥ずかしい」と反省するきっかけをいただいた先生や諸先輩がた。感謝すると同時に「無計画に向上心もなく安易に生きてきた割に自分はこんな出会いに恵まれて、ラッキー」などと思ってしまうって……私ってば本当に志の低い人間だな。

以上、総括。そして、今年の仕事はもうおしまいにしたいのう……温泉にでも浸かりながらユルユルしたい。
[PR]

by oliva16 | 2013-12-13 14:12 | しごと